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源氏物語 宇治十帖 玉露
源氏物語は、紫式部が記した物語で、日本古典文学の最高峰として今も読み継がれています。
五十四帖のうち、最後の十帖は「宇治十帖」と呼ばれ、福寿園宇治茶工房ともゆかりの深い宇治が 舞台となっています。
「源氏物語 宇治十帖シリーズ」(全10種)は、京都・宇治の風情や、 宇治に訪れた旅の楽しい思い出がお茶の香りとともによみがえるような、 はんなりとしたティータイムを愉しめるようおつくりしたお茶です。
このたび、そのシリーズの中より、「玉露」ティーバッグを、10月限定で販売します。
茶摘み前に茶園に覆いをかけ、日光をさえぎることで、玉露特有の香気と旨味を引き出しました。 まろやかな旨味のひとしずくをお楽しみください。
パッケージのモチーフは、源氏物語宇治十帖「橋姫(はしひめ)」より。
薫の君が、宇治の八宮を訪ね、美しい二人の姫君に心を寄せるさまや、自分の出生の秘密を知る様子が描かれております。-
平安貴族のたしなみ 「香り」 をお茶で楽しんで
源氏物語の中でも、光源氏の息子薫は、生まれつき体から得も言われぬ良い香りが漂い、 光源氏の孫にあたる匂宮はそれに対抗すべく、いつも良い香りを焚きしめていたエピソードなど 香りにまつわる描写がたびたび登場します。
平安時代、香りは地位や教養を示したり、香りによって身分を推測できたりなど、 ステータスシンボルとしても欠くことができないもので、貴族の間で香り文化が確立していったとされています。
お茶の香りには約600種類もの香気成分が含まれており、それらが調和してお茶の繊細な香りを構成しています。 リフレッシュ効果があるといわれているお茶の香りとともに、このお茶で平安貴族の雅やかな世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。
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