2025 新茶 予約販売はじまりました

「一服のお茶」がもたらす幸せな時間

「一服のお茶」がもたらす幸せな時間 mv

みなさんは、普段から日本茶を飲んでいますか?
日本茶の歴史は、平安時代に遣唐使として中国に渡った最澄がお茶の種を持ち帰ったことから始まり、鎌倉時代に栄西が日本初の茶の専門書「喫茶養生記」を著してお茶の効能を各地に広めました。
その後、安土桃山時代に千利休によって茶道が大成され、お茶は私たちの心身の健康や美意識を支える重要な役割を果たしてきました。お茶は日本の伝統の一つになり、身近なところでもお茶文化が日常生活に浸透していることがわかります。

例えば「茶の間」。これは家のなかでも家族が集まって食事をとり、団らんする空間を指します。お茶以外を飲んでいたとしても、呼び方はお茶の間です。他には、喫茶店などに入って過ごすことを「お茶をする」といいますが、飲み物がアイスコーヒーだとしても同様です。このように、文化としてのお茶は現代においても深く根づき、自然に私たちに寄り添っています。

福寿園は、関西大学総合人文学科心理学専修の木戸彩恵教授と、「お茶を淹れる」「お茶をいただく」ことがウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良い状態)にどのように貢献するかを共同研究してきました。その結果、お茶は単なる飲み物ではなく、「人と人をつなぐ大切な文化」であることが明らかになりました。お茶が人の交流を促し、ウェルビーイングの向上に大きく寄与することが具体的に示されたのです。

緑茶は、心を落ち着かせ、自然な会話を生み出し、お茶の飲用を習慣にすれば、人とのつながりや環境・状況の大切さに気づくことができます。お茶の時間を豊かにするにはコミュニケーションが重要であり、より良いコミュニケーションを築くにはお茶によるリラックスが重要。お茶と対話は互いに質を高め合う関係にあるといえるでしょう。

2022年より3期にわたる研究の詳細を大阪・関西万博にて発信いたします。ぜひ、TEAM EXPOパビリオンステージ発表に足をお運びください。

広報誌「FUKUJUSO 2025年4月号」より ※記載されている内容は掲載当時のものです。

広報誌「FUKUJUSO 2025年4月号」より
※記載されている内容は掲載当時のものです。

TEAM EXPOパビリオン
ステージ発表・ブース展示

日時
2025年4月24日(木)
会場
夢洲会場内フューチャー
ライフヴィレッジTE2
ステージ発表時間
16:00~16:30