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四君子一黙ブレンド
「四君子」は、古代中国の賢人が愛した4つの花、梅・竹・蘭・菊のこと。
古来中国では、お茶は仙人の世界に通ずる飲み物とされてきました。 仏教でいう醍醐水・甘露水にあたる、そうした長生きの飲み物をイメージしてつくられたのが 「四君子」シリーズです。
茶は服のよきように点て、炭は湯の沸くように置き、
花は野にあるように生け、夏は涼しく冬は暖かに。
千利休が説いた茶の心、「利休七則」。
それは、相手を思い、自然と調和し、季節を感じるひとときを大切にすること。
言葉を交わさずとも心が通う、静寂のひととき。
一碗のお茶にこめられた真心と余韻を、「一黙」の名に託しました。
このたびラインナップに追加された「創作銘茶」4種は、お茶が持つ「まろみ」を追求した個性的な味わい。
「一黙ブレンド」は、厳選した玉露に、さらに碾茶(抹茶の原料)をブレンドしています。
玉露の旨味に、碾茶のもつ海苔のような豊かな香りが合わさることで、芳醇な味わいが口内を満たします。 飲み終わってからも続く旨味の余韻は、「一黙」の名を冠するのにふさわしいといえます。
その一服に、精神の浄化と口福を見出し、四君子の花に故事来歴を思い浮かべていただけますと幸いです。 どうぞ奥深い香りと風味をご満喫ください。
意匠の筒につきまして
「四君子」のパッケージは、塗師宗哲十二代、中村弘子さんの監修・意匠によって生まれました。
茶の湯伝来の形を現代感覚で活かしたこの茶筒。その六角は長寿を意味する亀甲を表し、また蓋は、 日本に古くからある<金輪寺形>と呼ばれる置き蓋にしております。
容器の蓋を改良し、密封性を高めておりますので、お茶をお飲みいただいた後も茶筒としてお使いいただけます。 また、筆立てや小物入れ、花入れなど多彩な用途で末永くご愛用いただけます。
亀甲型に高貴な花竹のいのちを重ね合わせ、日本の伝統ある形・色・文様を大切にしながら作られたこの 「四君子」を通じて、暮らしのお茶を「はんなり」とお楽しみください。
美味しい淹れかた
特別で、どこか非日常なひとときをお過ごしになりたい方に。
1.沸騰したお湯を40℃にさまします。
2.よく温めた急須に茶葉3g(大さじ軽く1杯)を入れ、お湯を30ml注ぎます。
3.約2分半おいて、最後の一滴まで残さず注ぎ切ってください。
・水出しでお召し上がりになる場合
水出しポットなどに、茶葉を15g・水500mlの割合でお入れください。
冷蔵庫に入れて約2時間後、茶葉を取り除き、1日以内にお飲みください。









