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ボトルドティ― 福壽
「福とは豊かさである」。
この理念を掲げ、私たち福寿園はその想いを代々受け継いできました。
豊かさとは、心が満ち足りること。
永く心を満たせる新たな至高の茶をめざし、福寿園の名を冠して誕生したスパークリングタイプのボトルドティー「福壽」。
緑茶と泡の調和をもたらし、エレガントさを演出する日本伝統の植物「クロモジ」と「ゆず」。
酸味と甘味が引き立ち、緑茶ブレンドの奥深く、ふくよかでまろやかな旨味を贅沢に楽しむことができます。
少しふくらみのある形状のシャンパーニュグラスに注ぐことで、美しくきらめく泡が立ち上がり、華やかで芳醇な香りが広がります。
口に含むと、舌の上で優雅に弾ける泡と緑茶の繊細な風味が交わり、少しずつ変化する深い余韻を楽しめます。
伝統と茶匠の卓越した技や想いをボトルに詰め込んだ、五感を心地よく刺激する贅を極めたプレミアム・ティーをご堪能ください。茶一心、新たなる極みへ
お茶と向き合う静かな時間が人生を潤してくれる。そんな日本が育んだ文化を広くお伝えしたい。京都山城の地で、茶一筋に築き上げてきた技術を礎に、世界で通用するお茶を探求し続けております。
『無声呼人』(むせいこじん)とは、福寿園に代々伝わる家訓でございます。徳のある人のところには呼ばれなくても人が集まる、時代がどんなに変わっても、その想いを忘れずに。真面目に、丁寧に、お茶の品質を磨いて参ります。
そして現代に相応しい宇治茶を探求していく中で、「ボトルドティー」という未開の地に辿り着きました。長い歴史と共に育まれたその繊細で深遠な味わいを、特別仕様のボトルに封じ込めた渾身作。国内外の方々にお楽しみいただければ幸いです。聖地 京都山城で繋ぐ天下一の宇治茶
かつて、俗世の喧騒を背にし修行の地として山々へと向かった僧侶たちのように、茶の木もまた聖なる地を求めたのだろうか。
由緒正しい寺院が点在する「山城」は、山岳修験の拠点として、自然の美しさと厳しさを併せ持つ静謐な場所。土地の気質である寒暖差、水捌け、そして木津川の川霧、これらが宇治茶の生育に寄与し、その結晶として優雅な風味が生まれたのです。
風雅な都人たちは、類い稀なる香りに酔いしれ、宇治茶が天下一の茶であると讃えました。福寿園茶匠のこだわる『UMAMI』
宇治茶の最大の特徴である「旨味」。
甘味、酸味、塩味、苦味に次ぐ第5の味覚「旨味」は日本特有のものであり、海外にはこのような味を的確に表現する言葉がないため、「UMAMI」と記されます。茶の世界においても重視され、とりわけ高級茶から感じる奥深い旨味は、精神的な安寧をもたらしてくれます。「茶は原葉にあり」、茶葉の品質が良くなければ、おいしくお茶は淹れることはできません。
江戸時代、福寿園の創業者・伊右衛門も、理想の茶葉を求め、わらじばきで産地の山々に出かけていたことでしょう。その情熱を受け継いだ歴代の茶匠もまた、常によりよい茶、そして旨味のある茶を求め、各地を巡ってきました。こだわり抜いた京都産の茶葉が持つ旨味を、水出しで最大限に引き出したボトルドティー。
抜栓してから空気に触れる時間と温度の変化で幾重にも広がる贅沢な味わいを、心ゆくまでお楽しみください。