碾茶や玉露等の覆い下栽培の茶は製造して直ぐに味わうより、ひと夏涼しい所で保存したものがおいしいと言われています。「熟成玉露」は福寿園の茶師が厳選した茶葉を独自の方法で保存し、丹念に仕上げたこだわりの玉露です。覆い香と旨味が増した、まろやかな味わいをお楽しみください。
熟成玉露のこだわり
1,福寿園の茶師が厳選
熟成玉露用に原料から厳選。昼夜の寒暖差が大きく、良質の茶葉が育つ京都・宇治田原産100%使用。熟成後の変化を考慮し選定しました。
2,旨味の強い品種を中心に配合した宇治玉露らしい味わい
宇治田原は京都府南部に位置し、宇治品種を中心に様々な品種のお茶が栽培されています。その中から旨味の強い品種を中心に配合し、宇治玉露らしい味わいを目指しました。
また、茶生産に対する熱意にあふれた生産者が作ったお茶を使用した自信作です。
3,平均温度約18℃の冷暗所で保管
玉露を15~20℃で保管すると、独特の深みある海苔の香りにも似た覆い香のするおいしいお茶に熟成されます。
冷蔵庫のない江戸時代では、京都の愛宕山、静岡の大日峠等、 海抜1000m程度の山間地で低温貯蔵されていたことが史実に記載されています。(6月から10月平均気温 愛宕山17.4℃ 大日峠18.6℃)
4,酸素を遮断して保管
お茶は酸素の行き来が無く、劣化しにくい環境下において程よく熟成がおこなわれます。従来の保管に使用している袋は、酸素の行き来が常にあったために劣化しやすいという問題点がありました。この熟成玉露は空気の行き来を遮断する袋で保管することで、劣化しにくく程よい熟成がおこなわれます。
5,熟成後の変化
味覚分析の結果から雑味や渋味刺激が減って持続性のある旨味が増し、香気成分の結果からも熟成度の指標となる香り成分の変化が確認できました。熟成ならではの香りと味わいをお楽しみいただけます。
おいしい淹れ方
- 1.人数分の湯呑みにお湯をいれ、40℃にさまします。1人分のお湯は30mlです。
- 2.茶葉を急須にいれます。1人分3g(大さじ軽く1杯)を目安にしてください。
- 3.さましたお湯を急須に注ぎ、約2分半待ちます。
- 4.急須から湯呑みに注ぐ時は、均等な濃さになるように注ぎ分け、最後の一滴まで残さず注ぎきってください。
水出し茶の淹れ方
- 1.ポットに茶葉5gを入れ、水300mlを注ぎ、蓋をして軽く振ってから冷蔵庫に入れます。
- 2.約2時間後、ポットを軽く振ってから茶漉しなどで茶殻を取り除き、最後の一滴まで残さず注ぎきってください。
氷出し茶の淹れ方
- 1.室温におき、氷が溶け始めたらお飲みください。
- 2.小振りの急須に茶葉5gを入れ、氷を3~4個(約60g)入れます。
- ※お好みにより、茶葉の量・浸出時間を調整してください。
- ※一度お使いになった茶葉は、時間の経過で腐敗や変質しますので、必ず新しい茶葉とお取り替えください。
- ※熱湯の取り扱いには充分ご注意ください。
- ※お作りになった冷茶は、冷蔵庫で保存の上、1日以内にお飲みください。
栄養成分表示 茶葉3gあたり/ 熱量…10kcal、たんぱく質…0.9g、 脂質…0.2g、炭水化物…1.2g、食塩相当量…0g (推定値)